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体調不良の原因は、薬の不適切な使用だったのです。

2017年01月25日 20:32

私たち介護従事者がかかわる高齢者の多くは定期にお薬を飲んでいることでしょう。また、免疫力の低下や体力低下もあり、季節の変わり目や気候の変化にて体調を崩す人も少なくありません。皆さんはそんな利用者さんと病院受診の付き添いをしたことはありますか?


先日入居者様からの依頼を受け、病院受診の付き添いに出かけることがありました。入居者様は喘息が1週間前より発生しており、発作時に吸入する薬を利用しておりましたが、症状は緩和する事なく、しだいに動悸や手の震えが発生し、とても不安な毎日を送っていたのです。


発作が続く、眠れない、食欲がない、痰の色が変わる、手が震える・・・そのような症状が薬を飲んでも改善しない、日々新たな課題が発生する。そのような不安は、同様の体験がある方であれば想像はつきますよね?


病院は小さな診療所であり、時間帯もあってか患者さんも少なめ。担当の先生は利用者さんの話をしっかりと聴いてくださりました。結果・・・喘息の薬の利用の仕方が不適切であったのです。


①の薬は軽症の時に吸引する・・・と思っていた薬は1日2回定期で吸引する薬であった。その為①の予防薬は未使用であった。②の薬は発作時のみに使用する薬であったのに、①のように常用していた。
その為、中毒症状である手の震えや動機が発生。



この間違った薬の使用方法が結果、中毒症状を招く。副作用が発生。心理的不安がます。眠れない、食べれない・・・との悪循環の原因であったのです。また、薬が使用期間を過ぎていました・・・。


薬の使用方法を正しくすることは勿論ですが、「病は気から」なんて言葉があるように、自身が抱える不安をお医者さんが話をしっかり聴き、不安を取り除く事も大切です。自分がどのような状態であり、どのような理由にて体調が崩れているのか?それを自分自身が理解する事で、病気を治す事に前向きな気持ちになれるのでしょう。


病院受診は大切であり、疾患を抱える自身が直接先生とお話をする事が大切です。私たち介護職員は、自分で治したい・・・との本人の気持ちを大切にし、時間の管理や薬の照合等、本人の不安がある部分のみを援助すれば良いのでしょうね。




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