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川崎幸町の事件って何?
介護の皆さん、報道にて既に承知されている事と思いますが、
高齢者介護の一連の事件は、最悪の結果となってしまいました。
殺人事件。
加害者は提供する介護スタッフ。被害者は高齢者施設の入居者。
この事実を現在高齢者施設に入居をしている利用者さん、家族はどう考えるのでしょうか?
施設運営会社社長が報道関係に対し謝罪をしていましが、被告の実刑が確定し
いつの間にか事件が風化していく・・・・
決してこの事件はそのような扱いで終わってはダメです。
原因を特定しないと、必ずや次の事故につながるでしょう。
何故、加害者はこのような職場を退社する事を選択しなかったのでしょう?
私はこれまで何度も転職をしました。仕事が嫌ならば辞めてしまえば良いのに・・・
もしかしたら、出来なかったのでしょうか・・・?
転職は多少の勇気と労力を必要とします。
上司への報告、退職の手続き、友人・家族の体裁、退職後の仕事探し、
無職としての不安、今後の人生、仕事探し、新たな職場環境・・・。
一番恐ろしいのが職場のストレスや怒りが、最も弱い人間に向けられる事です。
高齢者は社会的な弱者であり、その虐待の事実を他者に伝える事が難しい人もいるのです。
何故加害者は高齢者介護にてストレスを感じてしまったのでしょう。
雇用形態、過酷な労働条件、人格や生活環境に問題が?
上司や職場の同僚、知識やスキル不足・・・。
会社の利益を優先した結果なのか、介護保険制度の問題による人員配置に無理があるのか・・・
会社名が変わっても社長が変わっても施設がなくなる事はありません。
入居者さんの生活がありますし、施設も運営を継続するのでしょう。
この事件を簡単に風化させない為にも、私たち介護従事者は介護の仕事が何であるのか、
ストレスは何故生まれてしまうのか、それをじっくり考える必要があるのではないでしょうか?