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痛いけども、手すりや福祉用具は嫌なんです
介護サービスの利用者。
1週間前に居室内の椅子にてバランスを崩し転倒。
息をするのも痛いとの事でケアマネの要請・本人様の希望により病院受診の付き添いを実施。訪問介護緊急時加算適応にて対応。
訪問介護緊急時加算
· 居宅サービス計画に位置付けられていないこと
· 身体介護中心型であること(「生活援助」のみは対象外)
· 利用者又はその家族等から要請を受けて24時間以内にサービス提供を行ったこと
· ケアマネジャーが当該サービス提供を「緊急」に必要なものと判断していること
※上記は算定要件
レントゲン撮影の結果、右肋骨を骨折している可能性が高い・・・との事。
担当医の意見としては、静養+痛み止め。2.3日が痛みのピークでしょう・・・との事。
予測していた事ではありましたが、それではお大事に・・・ともいかず、あくまで本人・家族の希望を確認した上で緊急対応が可能な病院を探しました。
いくつかの病院に電話し、「入院は難しいですが、それでも良ければ・・」との事でA病院を受診。
Ø 病院到着時に血圧の上昇が顕著であった
Ø 病院へ向かう車中にて2度嘔吐があった
Ø 痛みが酷く、急遽対応が必要である可能性がある
Ø 個室への入院を了承している
の理由にて1週間程度の入院となりました。本当に感謝しております。
痛みの原因が肋骨の骨折との事なので、入院の対象外である。
治療法はなく、痛み止めを内服しながら一定期間の辛抱する。
理屈ではわかるのですが家族や本人の手前、医療と同様の言葉を伝えるだけとの対応も気が引けるものです。
退院後はと言いますと、先生の言葉通り日ごとに痛みの緩和がみられており、
座位の耐久性やシルバーカーを利用しての屋内の移動も徐々に向上がみられております。
最後にタイトルとしております、車いすや手すりの設置について。。。
結果、痛みの対し右往左往していたのはケアマネやサービス提供責任者であったかもしれません。
利用者さんは痛みを理解し、自信がすべきことを考慮した結果。「車いすや手すりは不要」との答えを出されていたのに、再度転倒しては!との安全優先の考えから車いすの利用を強制するところでした。
またまた反省です