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高齢者医療

2016年05月24日 11:43

高齢者への医療

介護の仕事をしていますと、医療の力をかりる事が多々あります。
毎日飲む薬の処方、急な体調不良。
殆どの方々が定期に病院を受診しているのではないでしょうか?

高齢者への医療も様々です。
医療の目的は治療ですが、緩和や予防もあります。
しかし、そのどれにも該当しない場合に遭遇する事もあるのです。

例えば延命です。
食事は大切であり、食べる事は生命を維持する事でもあります。

食事が撮れなくなってしまった利用者さんが入院した時、担当医が話し合いの場を設けてくれた事があります。

食事摂取量が低下してしまった場合、その理由が大切です。認知機能の問題であれば介護サービス。
胃腸、消化器、口腔内のトラブルであれば薬や手術の医療の介入です。

しかし、そのどれにも該当しない場合に医療は選択を求めるのです。
胃瘻などの体内に栄養を効果的に入れる方法です。

選択が何を意味するのか?
年齢や本人の希望によって一概には言えませが、発熱が解消をしても炎症反応が下がっても食事摂取量が向上しない場合、医療関係者は食べる意欲がない、食べようと思えない状況。
老衰と判断をします。

そのような状態であるので、自分で動く事も難しく、意識状態も低下している事からも意思を他者に伝えるのも難しくなります。

そのような状況で、医療提供を続ける事にどのような意味があるのでしょうか?
ですから医療は選択を求めるのです。まだ医療を希望するのですか?と。

介護の立場から医療を判断する事は出来ませんが、介護は利用者さんに身近な存在なので、利用者さんの気持ちを人として想像してしまいます。

どのような状況であっても、利用者さんは誰かの父や母であり、社会的な役割りは存在するのです。

皆さんはどのように考えますか?

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