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高齢者皮膚トラブル発生
2016年04月25日 21:05
本日利用者さん一緒に皮膚科に行ってきました。
利用者さんは車いす利用の為、自宅から近い場所を選びました。
症状としては2月以降、乳房周辺・背中・脇腹等に10円玉程度の湿疹が出現したのです。
最初は発赤程度でしたが、日ごとに赤みが増していったのです。
(貨幣状皮膚炎を疑いましたが、痒みは-)
2.3個であったものが4.5個に変化した段階で近隣のクリニックを受診しました。
ステロイドと保湿剤の処方がありました。
1日2回程度塗布し、赤みは落ち着き症状は緩和しましたが、
数日後はまた別の場所に出現。そのような状態を繰り返し始めたのです。
今度は皮膚科を受診しました。
そこでも同様にステロイド(強め)と保湿剤の処方であり、効果はありましたが
やはり数日後には湿疹が出現します。
本日は他の皮膚科を受診しました。
小さな診療所であり、昔懐かしい雰囲気を持つ病院でした。
先生にこれまでの経緯をお伝えした結果、真菌薬の処方をしてくれました。
2週間程度経過観察の予定です。
皮膚トラブルの対処方法として・・・
原因として多いのは皮膚の乾燥のようです。保湿を定期に実施する事がスタンダードのようです。
衣類(通気性)を考慮したり、室温や加湿。寝具の工夫も大切です。
(爪切りもマメにするようにしましょう)
保湿剤+ステロイドで効果がみられないようであれば、カビを疑います。
白癬菌等への対応ですね。
食事内容、薬の副作用、アレルギー等々、本当の原因を特定する事は難しいケースも少なくないようです。
痒みや皮膚トラブルは早めの対応が大切です。
季節の変わり目は特に利用者さんの身体状況に注意しましょう。