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医療器具の手配

 
 

ある日病院から連絡がきました。

「退院時カンファレンスを開催したいのですが、ご都合は如何ですか」

病院からは看護師やMSW,稀に担当の先生から連絡をいただきます。

 

入院中に搬送された時の原因疾患は完治したものの、入院による環境変化等により見当識の低下や下肢筋力の低下はよくある事です。

 

場合によい呼吸機能の低下や自身での排痰が困難になる事があります。

担当医より「医療機器は利用できますか?」との質問を受ける事となるのです。

 

在宅酸素(在宅酸素療法)は医師の処方が必要です。

在宅酸素機器・携帯用ボンベについては、担当医の指示により医療メーカーに連絡が行き、レンタルして利用します。

金額は取り扱い事業者により異なります。

 

またレンタル品と自費購入をしなければならないので、初回の導入時には購入分の費用が上乗せされます。

 

自費分:直接肌に触れるカテーテルになります。

カテーテルにはフレンチ(カテーテルの太さ)が異なりますので、在宅で使用する場合は

退院時カンファレンスに訪問看護スタッフに参加して貰うようにして、準備する物品、

医師からの指示内容の確認、訪問看護利用の場合は特別指示書についてもしっかり確認しましょう。

 

※無呼吸症候群

 

保険診療でのCPAP治療が適用となります。CPAPとは、鼻に装着したマスクから空気を送りこむことによって、ある一定の圧力を気道にかける方法です。

 

医療メーカーに問い合わせる事も可能ですが、処方を担当医が行います。

担当医より馴染みの医療メーカーに連絡がいくようになっておりますので、ケアマネや家族が手配する事は少ないようです。

 

医療機器については取り扱い方法が重要です。日々の点検、補充する物品、トラブル時の対応など・・・家族や職員、

ケアマネもある程度の知識を持つ事が大切ですので、

退院前の病院の看護師や医療メーカーにしっかり注意点を確認するようにしましょう。

 

※吸引機については医師の指示・処方た特に必要ありません。

(家族やCMによる取り扱い事業者に手配を行うのみです。 福祉用具事業者により取り扱いや金額は異なる)
  • 誰が行うのか?(家族への指導は誰がいつ行う?)
  • 看護師に行って貰うのか?→指示書は?指示内容は問題ないか?
  • 定期の購入は誰が?どこで?
  • 吸引の頻度は?
  • 吸引以外の対応方法は?(タッピング・加湿?ギャッチアップ?痰切り薬?)
  • いつ納品されるのか?

医療機器を手配していません・・・なんてミスは許されません。注意しましょう。