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薬の目的
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薬についての大切な話をさせてください。
薬で一番大切な事は、治療を行っている病気と処方されている薬が一致しているか?
になります。
フェースシート等では既往歴と現病歴とがありますが、
現病歴(今治療中の病気)と処方薬が一致していることが大切なのです。
高齢者は複数の疾患を抱え、場合により複数の病院に受診をされております。
飲まない薬が所狭しと散乱しているお家は珍しくありませんでした。
そうなるとどれが何の薬か不明となり、飲み忘れの原因ともなりかねません。
そういった習慣が薬は不要なものと軽視するようになり、体調が悪化するということもあるでしょう。
薬で大切な事。
- 必要な薬だけを継続して飲む。
- 薬の変化がある時は1定期間その変化の有無を観察する。
- 薬手帳の活用。
- 薬カレンダー・一包化により管理を容易とする。
- 本人が自分の体調を理解し、何の薬を飲んでいるのかを理解する。
薬は基本毒であり、副作用の原因であったり肝臓への負担だったりと必要のない薬をできるだけ排除しましょう。しかし薬を減らすとの事は大変です。
家族や本人の協力は欠かせません。
何より家族・本人にその理由と効果を実感して貰う事が大切です。
介護にどのような事が出来るのか…
日々の状況を伝える事です。
高圧剤・整腸剤・緩下剤・利尿薬等。一度処方されると継続する事が多く、“予防”との大義名分にて継続内服を強いられてしまう事が少なくありせん。
高圧剤などでは薬以外の血圧を下げる方法を模索し、運動・食事・ストレス発散等の薬に代わる方法を見つけ実施します。その効果がみられるならば主治医に薬の中止を相談するのも良い方法かと思います。
そして薬を中止した後にその変化を観察し主治医にその結果を報告する事はとても重要な事です。そのような薬の経過を観察する状況がある事。これを主治医が理解してくれれば
様々な薬を調整してくれるはずです。そしてそのような変化を利用者・家族と共に喜ぶ事も大切です。
治療、予防、緩和です。
診察の際の先生との話しはとても大切で、普段の生活の様子や食事量、薬の効果等。伝える事で先生も調整してくれるはず。場合によってはケアマネさんに頼むと立ち会ってくれますよ。
また沢山薬があると毎日の管理が大変ですよね。
相談する事により、1日3回の薬が朝、夕の2回に変更されたり、日付けの記載。薬を袋にまとめる一包化等、普段の困り事を伝える事で様々な提案を受ける事が出来るでしょう。
先生との話しは大切ですよ。