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構音障害

 

構音障害

 

私たちは言葉を発する際に肺から呼気を吐き出し、喉の声帯を震わせて音を発生させています。その音を口唇、舌、歯、頬などを使ってさまざまな音に加工し、

言葉として外に出します。

 
しかし構音障害は、言葉を理解することも、口から出そうとする言葉も自分の頭の中では明確であるにも関わらず、音を作る器官やその器官の動きに問題があります。

そのため、上手く発音することができず、発話が不明瞭となり聞き取りにくい状態となります。

 

 

発声・・・

「声を生成する」ことで、肺から吐き出される空気の流れ(呼気(こき))を用いて喉頭(こうとう)にある声帯を振動させ、

音声をつくり出す現象をいい、これが妨げられることが「発声障害」です。

 

構音・・・

この喉頭でつくられた音声を元にして、それより上方にあるさまざまな器官(構音器官)により、

いわゆる「話し言葉」をつくり出します。その障害を「構音障害」といいます。

 

 

注1 構音障害は音を作る器官に問題が生じ、失語症とは原因が事なる。

注2 失語症は脳の損傷により発生。

注3 失語症と構音障害は原因が異なる事から対策も異なる。

注4 嚥下障害が発生する事がある。

 

構音障害はその原因によって、

器質性構音障害

運動障害性構音障害

機能性構音障害

に分けられます。

 

検査と診断

診断としては、言語の検査、構音器官の形態と機能の評価、鼻咽腔閉鎖機能の検査が必要です。によっても起こるため、聴力検査が必要な場合もあります

 

嚥下障害

 

嚥下障害とは咀嚼期に唾液と混合され飲み込みやすい状態になった食塊を、口腔から咽頭に送り込む過程、

喉頭蓋を越えて食道入口部に達するまでの過程さらに食道から胃に達するまでの過程の一連の連続的な運動過程。

1~5の過程にて3つの問題があれば嚥下障害の可能性が高い。

 

 

注1 噛むことで唾液の分泌が促される。

注2 食べ物が唾液とからみあう事で食塊が形成される。

注3 とろみ付けは、唾液の役割を補い、送り込みが容易な食塊形成を補助する。

 

パ行が言いにくい場合

唇の動きに問題がある可能性あり?準備期に問題はないか?

 

カ行が言いにくい場合

舌の動き、特に舌の先端の動きに問題?食塊の送り込みは?

準備期~咽頭期に問題はないか?

 

タ行が言いにくい場合

舌の動き、特に舌の奥側の動きに問題?食塊の送り込みは?

準備期~咽頭期に問題はないか?

 

嚥下障害は部位を特定し、補助具の使用やとろみ付け、食事形態の検討、食事介助の有無を考慮しましょう。

嚥下障害に認知症状等があるのであれば、注意が散漫とならないような環境設定も検討する必要があります。

 

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