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脳血栓

 
介護の学校にようこそ。
脳血栓の中でも特に症状が重く重度の後遺症が表れるものとしてアテローム血栓性脳梗塞です。

これは血栓が脳に至る大動脈にできるので重症化します。
体のさまざまな部分に麻痺が表れるだけでなく、意識障害や失語症、半盲などといった後遺症が残る可能性があります。

 
 
 

脳血栓(アテローム血栓性梗塞) 

 

  • 血管が破れて出血するタイプ(脳出血) 
  • 血管が詰まって血液の流れが悪くなるタイプ(脳梗塞)

 

血栓とは血液内で生じる血小板や血液の塊。

栓子とは血液を閉塞する物質を称し、血栓や脂肪塊、組織片が含まれます。

 

 

 

脳の動脈血管に動脈硬化が起きて、その結果徐々に血管が細くなり、ついには詰まってしまい、その結果として起こる脳梗塞

症状は比較的ゆっくり進行し、前兆症状などを伴うことが多くなります。

動脈硬化を悪化させるような病気や症状(高血圧、喫煙、高脂血症、糖尿病など)があることが多く、

それらを治療することで脳血栓を予防することができます。

 

 

 

入院期間~1か月程度

 
 

急性期病院での治療・リハビリが重要となります。脳血栓の治療が終了したら病院では離床時間を確保しリハビリを開始します。

早期のリハビリはその後の能力回復に重要であり

ベッドからの離床・平行棒や他の補助具の利用。

脳血栓の状態にも事なりますが、

在宅生活を再開する為の重要な時間になります。

 

 

 

退院が近くなると場合により退院時カンファレンスが開催されます。

担当医からは治療の説明や退院後の注意事項等の説明があり、場合により経過を見るために定期の受診を提案される事があるでしょう。

場合によりリハビリ病院への転院を提案されるかもしれません。

(家族や本人が強く希望する場合もある)

 

 

 

 

看護師からは入院中の様子。ADL報告。食事状況や排泄状況の説明があるでしょう。

リハビリ担当より入院中に実施したリハビリの経過報告があるかもしれません。

入院中でのADLの変化。現在のADL。今後目標とすべきADLを確認する事が重要であり、

家族や本人がその目指すべきADLを理解し努力をする事がとても重要になります。

 

 

 

ケアマネとしては、現在のADLから目標とすべきADLに向かうための目標を立て、

福祉用具や訪問介護等のサービスを手配し、住環境や補助具の選定も重要課題となりあます。

  • 通所サービス
  • 訪問介護サービス
  • 福祉用具
  • 訪問リハビリサービス
  • 訪問看護サービス   等の必要性が発生するかもしれません。
 
 

※退院後はリハビリ病院に転院する予定がなく、援助量の増加が見込まれる場合は、

区分変更申請を入院中に行う事で、必要となるサービスに対応できるよう準備をする事も大切です。
申請については担当ケアマネジャーに相談しましょう。

 

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