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物忘れが発生

介護の学校にようこそ。利用者さんの家族からの相談を受ける事があります。「私の母は認知症でしょうか?」あながたどう感じるかはまずは置いといて、

ここはしっかりと家族の悩みや不安を聞き取りましょう。身内の「物忘れ」の発生は大事件です。けっして聞きかじった知識だけを相手におしつてるような対応は避けましょう。「それは大変でしたね」「ご心配ですね」この傾聴の姿勢があなたの管理者への道を大きく左右するのです。

人の話が聴けない人!こんな人は必ず相手に不愉快な思いを与え、場合によっては「〇〇さん以外をお願いします」と利用者や家族に言われかねません。





そしてしばらく落ち着いたら

確認できるだけの情報を集めます。

  • いつから?
  • 様子・状況は?
  • 最近の変化は?(体調・薬の変更?)
  • 体調や心理状態は?
  • 食事・水分量は?(不規則な食事は脱水の原因です)
  • 下痢の発生は?

などを確認しましょう。

なぜなら皆さんが認知症の特徴であると思われている“物忘れ”は、様々な疾患が原因となり発生する事もあるからです。

 

認知症の定義

認知症とは“脳や身体の疾患を原因として記憶・判断力などの障害が起こり、普通の社会生活が営めなくなった状態”と定義されています。

 

特徴としては・・・

  • 治らない
  • 急に発症しない
  • 進行する

 

急に発症してしまったら・・。

まずそのような状況を聞く事が多い場所は病院です。

骨折や脱水などを理由に救急搬送され、目が覚めるとそこは見たこともない場所。

手首や足は固定され、腕には点滴をされています。

 

どうですか?もし自分が同じ状況であれば「助けて」「ここはどこ」とまでは行かないまでも、しっかりした説明を求めますよね。

ここで発生しやすい事がせん妄による混乱です。

認知症の定義では治りません。 しかしせん妄は多くが一時的であり混乱やストレスが軽減することで現象は消失します。

 

 

間違いやすい疾患

・外科的疾患:慢性硬膜下血腫・脳腫瘍・突発性正常圧水頭症
・内科的疾患:甲状腺機能低下症、代謝性疾患:ビタミン欠乏症、感染・炎症性疾患 脳炎、髄膜炎

他には脱水・うつ病、HIV・・・。本当に沢山あるのです。

 

認知症除外診断。(確定診断)

認知症という病気はその人の価値の低下を引き起こし、周囲からの烙印を押されかねな

いものです。あなたが“認知症”であるとお医者さんから言われたら如何ですか?

会社や友人はこれまでのようにあなたを雇用し、これまでのように同等な立場で付き合えるのでしょうか?

 

認知症(中核症状が必ずみられる)であるか、他の疾患を除外し、最終的に他の病気の影響は考えにくい、

やはり後天的な脳の病気であると判断された場合は“認知症”であると確定するのです。

  • 問診
  • 簡易テスト(できれば2種類程度)
  • 血液検査
  • 画像診断

必ず①②③④の過程をしっかり検査してくれる先生に相談しましょう。

①~④の検査にて間違いやすい疾患を除外していく為です。

 

 

介護のプロである皆さん、ケアマネジャーである方々は安易に「認知症では」との言葉を使うのは注意して下さい。

私たちは医者ではありませんし、推測での言動は本人や家族の不安を煽る事になるからです。

 

もしもそのような相談や言動がみられた場合は、しっかりと情報を集め簡易的な除外を行ってみましょう。

そして期間を決め解決しない場合は、安易な判断をしない良いお医者さんに相談をする事が大切です。

 

 

※お一人暮らし、家族と同居でも対策は変わりますが、同時に物忘れによる困りごと発生はないか?

(トイレ・薬の管理・火の管理・お金の管理・食事・・・)

サービスの不足が発生していなかを確認する事はとても大切です。

 

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