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ケアマネジャーの1か月

介護の学校にようこそ。

ケアマネジャーは介護保険サービス利用の中心的存在です。
依頼を受け、アセスメントを行い、原案(ケアプランを作成し担当者介護を開催。依頼を受け、アセスメントを行い、原案(ケアプランを作成し担当者介護を開催。

ケアマネージャーは1月をどのように過ごすか学びましょう。

 
 
 

ケアマネジャーの1か月はどのような仕事内容なのでしょうか。

ケアマネジャーの仕事についてお話しします。

施設での勤務、居宅事業所の勤務とありますが、ここでは居宅での流れを説明しましょう。

 
 

 

月の始め→6日まで(事業所により締日は異なりますが毎月10日までに国保連に伝送データを送ります)。

給付管理の作業になります。簡単に説明をすると、介護サービスの請求を行います。

利用者さんが使った介護サービスの利用状況をとりまとめ国保連に送ります。

利用者さんが30人いるとしましょう。デイサービス、訪問介護、福祉用具、短期入所等々・・・

各サービス事業所から先月のサービス利用実績が届きます。

 

 

 

予定と実績が同様であれば作業も早いのですがキャンセルや提供時間の変更など、

細かなチェックが必要となります。訪問介護サービス・通所サービスでは利用時間により利用料金が事なる為に注意が必要です。

 

 

 

この作業は段取りと慣れです。

間違いないように実績を入力し、加算等をしっかり確認しましょう。

実績の入力が終わると給付管理表を作成します。各サービス事業所から届いた実績と給付管理票を見比べ合計単位数は間違いないか、

全てのサービスの実績を入力しているかを最終確認です。

その後は事業所により異なりますが管理者が最終確認をし、確定を行い伝送データを国保連に提出し終了です。

 

 

 

7日→月末。はモニタリング、担当者介会議、ケアプラン作成、研修参加、営業対応、問い合わせ対応、と様々。

このあたりの予定は同時進行で実施していきます。

ケアマネは月に1度は利用者宅を訪問しサービス状況を確認することが義務とされており、

平均担当件数は35人。20日勤務としても、1日に2〜3件は訪問をしないと間に合いません。

 

 

 

スケジュール管理は超大切になるのです。多くのケアマネは手帳を利用しています。

外出先でも自身のスケジュールを管理する事ができ突発的な予定をたてる事ができるからではないでしょうか。

 

 

 

しかしスケジュールはあくまでも基本。利用者の体調不良は突然としてやってきます。

新たなサービスを追加すれば当然、ケアプランを作成しなければなりません。

担当者会議や調整、利用票・提供票の作成。入院や予定良い早い退院。サービス内容の変更希望やクレーム対応。突発的な対応が必要となるからです。

時間をいかに有効に使うか?そこが勝負の分かれ目です。

 

その為には・・・

  1.   1か月のスケジュールの作成。
  2.   決断力、柔軟性、気合い、妥協、それらをバランス良く有する。
  3.    助けてくれるサービス事業者をどれだけ知っているか。
  4.    知識・経験                      

忙しい仕事であり、“どうしよう・・・”と思う事も少なくないでしょう。

なぜならこれまでの介護職とは異なり、ケアマネジャーとして決定をしなければならないからです。しかしどのような仕事も必ず慣れます。

 

 

最後に・・・

ケアマネジャーとして一番辛い事は、周囲から決断を求められる事だと思います。

折り合いが悪い家族の間で調整したり、サービス事業所から嫌味を言われたり、看護や先生から怒られたり、家族・本人からチョットしたミスを指摘されたり。

書類作成は山とありますが、体力的な辛さはよりも精神的な辛さの方が疲れるものです。

しかし、1年頑張りましょう。

 

 

 

どのような仕事も慣れます。最初は戸惑う対応も何度かこなしていく事で自身がつきます。

サービス事業所との関係性や家族・本人との信頼関係も1年経過する頃から大きく変化をしている筈です。

その1年を耐える事ができれば、必ずや介護スタッフでは体験できなかった新しい充実感や達成感、喜びを実感する事ができるはずです。

 

一緒に頑張りましょう。