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認知症 新しい将棋

 
私がヘルパーの資格をとり、初めて介護の仕事がデイサービスセンターでした。一般の民家を利用したセンターで定員は10人認知症を専門とした場所です。
ドライバー、介護のお手伝いを任されましたが、初めての介護に加え認知症!
怖い?とは思いませでしたが、どのように接するべきなのか戸惑いの連続でした。
 
徐々に対応に慣れ緊張が少なくなると、それを察知してか利用者さんの反応も良くなってきました。
そんなある日、ある利用者さんと将棋をすることになります。挟み将棋?本将棋?利用者は駒を並べ、覚えているかな?と楽しそうです。
挟み将棋をすることで決まり、ジャンケンにて順番を決めスタート。互いに駒を動かします。手を抜くなんて失礼かと思い、先ずは一つを挟みました。
あれ?利用者さん曰く挟んだだけではダメなようです。
 
 
地方によりルールが違うんだな。と私は解釈し、それならば縦横で囲いました。しかしまだ囲いが不十分のようで、その駒は元気です。
なるほど!斜めが空いているのでダメなんだと思い、今度は8つの駒にて囲んじゃいました。すると、やるな!と言われ腕組みにて回避方法を検討されています。
次の瞬間、えいっ!っと囲いを飛び越え移動をしたのです。私も他のスタッフも皆で笑い、利用者さんも笑っていました。
 
 
そのような場所で、必要以上に気をつかうことなく楽しい時間を過ごしました。認知症の対応では、その人を受け入れ否定をしない。
なんて言葉がありますが、特に難しく考える必要はないかと思います。自分も楽しむ。。。そんな普通の事が重要なのでしょう。
 
その方の希望に合わせ共に楽しむ!あなたも楽しい将棋をしてみませんか?
将棋が初めて??? 大丈夫です。ルールは一緒に作れば良いのです。