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高齢者の決断

 
私が担当している方は、ガンを患っており一時は新しい年を迎えることが難しいかも?
最初に会ったのは入院中のベッドでした。手術の経過も良好で、
ホルモン治療の効果があってか食欲も改善。移動能力も車いす介助→自走→歩行器見守り自立→ロフストランド→フリーと、お手本のような回復です。
 
 
ガンの状態を定期に評価することが必要なことから月に一度受診をされていますが、
自身の体調改善の思いとは違い主治医は、まだ安心できません。治療の継続が必要である。
そんなことばかり言われので、自分は実験材料にされているのか"と思われたようです。
 
 
利用者さんが出した答えは、2カ月治療を中断し、自分の楽しみに時間を費やす!でした。責任は自分でとると、先生に言いきったようです。
利用者さんは自身の病気がどのようなものか、進行の可能性を承知されており、主治医が安易な発言が出来ない立場であることも理解されていました。
楽しみとは?自宅にて作品を作り出展することです。2カ月の時間をかけ、作成し出展し何と受賞をされたのです。
 
 
その話の最後に利用者さんは言われました。十分に生きたし、人生もそれなりに楽しんだ。
どの程度の時間が残されいるかも自分では分かっているつもり。
これからは家族や友人との時間を大切にし、手伝って貰うことや誰かを手伝えることでの"ありがとう"を大切にしたい。
 
 
何かね、泣いちゃいました。→私。